クロネコヤマトの荷物不在票は、1997年から視覚障がい者向けにギザギザを付けるサービスを始めました。これは、目が不自由な女性社員の友人からの一言「目が不自由でひとり暮らしなんて宅急便の人には分からないわよね」という言葉から着想を得たものです。
当初は点字で専用の不在票を作ろうという案が出されましたが、点字を読める視覚障がい者は全体の2割程度しかいないことが判明したため、多くの人が使える不在票を作ることになったのです。
ギザギザを入れるという単純なモノですが、
様々な状況の人に配慮した素晴らしい工夫だと言えます。