父の書斎を整理していると、机の奥から腕時計と茶封筒が見つかりました。
茶封筒に目を向けると……
それは父から息子に宛てた1通の手紙でした。
添えられた時計の針のように、一歩ずつ止まってもいいから刻んで欲しい。
父から息子に対する人生の道しるべになるようなそんな素敵な贈り物だったのです。