岡本は12日の阪神戦で待望の1号ソロを放った。
思わぬ「生みの苦しみ」が球界に波及していた。打点がつかない。多くのスラッガーたちがそんな悩みを抱える2023年シーズンの開幕直後だった。
そんな苦しみが、わずか1日で一気に解消される場面があった。苦しめられていたのは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に貢献した侍たちでも一緒だった。12日の巨人ー阪神、伝統の一戦。7回までパーフェクトピッチングを続ける阪神・村上頌樹が降りると、2番手・石井大智の代わりっぱなの初球を巨人・岡本和真が捉えた。同点の1号ソロ。今季11試合、44打席目で生まれた待望の初打点だった。